翌日、わたしはクラスのみんなで文化祭の飾りつけをし始めた。
とうとう、明日は高校生活最後の文化祭の日。
見回すと飾り付けも、どこのグループも順調に進んでいる。
わたしは、黒板装飾を担当。
周りには、星くずをたくさん、真ん中には、大きな流れ星を描いた。
小さな星くずを描くのは、他の担当で手が空いている人も手伝ってくれていてゴージャスになった。
星をテーマにしたものだから、黄色いチョークをたくさん使っちゃったな。
気がつくと、スカートも黄色いチョークの粉まみれになっていた。
花乃と真帆は折り紙で、輪飾りを作っていて壁に飾っていた。
シンプルな教室が、カラフルな飾りでにぎやかに仕上がっていた。
「いやあ、さすが輝美!」
黒板を見て、感心しきった顔が莉音がそう言った。
「ねえ廊下も見に行こ!」
「わあ、こっちのクラスも綺麗だよ!」
隣のクラスの飾りは、赤と白で統一されている。
赤いハートと白いハートの風船、赤と白の輪飾り、赤と白の花紙。
「あれえ、どうしたの?」
そこには、ゆるいポニーテールにした愛野さんがいた。
「愛野さん!」
「ここのクラスだったんだあ」
「そうだよ! 彩絵、望月さん達だよー」
愛野さんが呼ぶと、川嶋さんがやってきた。
「みんな!」
「そっちは赤と白で統一された飾りなんだね!」
莉音が言うと、
「そうそう! いろいろ調べてネットにあるものとか参考にしたんだけど、赤と白のハートの風船とか、最初は男子はどうかなあと思っていたんだけど、別に大反対とはかなかったから」
と、川嶋さんが答えてくれた。
まあ、確かにハートの風船とか男の子は嫌がる人がいそうだから、そこはちょっと意外だなあ。



