お前にはかなわない



俺は病室に戻った。

母は俺が帰ってくるのを優しく微笑んで待っていてくれた。

すると、俺の病室のドアが空いて医師が入ってきた。

「橘千宙様の移植が決まりました。明日手術を行います。」

突然のことに俺も母さんも驚いたが、同意書にすかさずサインをした。

なんだか陽向が俺に頑張れって、私の分まで生きてって言われてるような気がした。

次の日、俺の手術が行われた。