お前にはかなわない



涙が頬を伝い握っていた陽向の手に一滴落ちた。

すると陽向が少し微笑んでいるように見えた。

それを見た陽向の親は俺と同じように涙を流していた。

いや、本当は同じなんかじゃなかったんだ。

これが陽向との最後だったんだから。