「ところで彰人。
ホントのところ、どう考えてるんだ?」

「寧々は、本気だぞ。」

「私は、彰人君なら大丈夫だって思ってるの。
もちろん、まだ中学生だし…………
春から高校生って言っても、もう少し勉強を頑張ってもらいたいけど。
おつきあいは良いかな?って。
結婚は、彰人君の年齢を考えると早い方がいいけど。
寧々も、ずっと不安定な家庭だったから
早く家庭をもった方がいいと思うのよね!」って。

またしても……………『はぁっ?!』だ。

結婚?!

付き合う???

誰と誰が!

寧々は早く家庭をもった方がいい??

コイツら、大丈夫か??と思うのに。

至って真面目な顔で、話してくる。

「アホか?
寧々は、子供だぞ!!
手元に置いときたいからって、ムチャ言うな!!
寧々が可哀想だろう。
しかも、こんなオヤジ相手だぞ。」

もう何に怒っているのか、分からない程文句を言っていると………。

「彰人…………気づいてないのか??」

「寧々………可哀想にぃ。
初恋は実らないのかしら……。
彰人君って、案外鈍いのね。」

「まぁ、年の差が邪魔して
ホントの気持ちに、気づけないのかもなぁ。」と