『あら……この子怖がってる
この子ほんとうにハンターなのかしら。』
『……ん?どういうこと?』
『怖がっているということはわたしたちを退治したいとか、そういう気持ちはないと思うの。そうじゃない?』
黙って頷く僕。
『あなた、うちの館のメイドかなにかになってみない?仕事はたくさんあるけど食事もあるし時給もある……どうかしら』
『……してみます』
このとき僕はヴァンパイアハンターになって初めて人と会話をしたのだ。いや、人…じゃないよな