Seven...KOKI



「愛莉…こっちに来なさい」



松田が雪に手を伸ばした時だ。



「松田」



雪に伸びた手はつかまれその掴んだ手を
たどると克樹さんがいた。



「あぁ?お前誰だ?」



「詐欺容疑および、
女子中学生監禁罪により逮捕する」



ポッケから出した手錠を
松田の腕にかけた。



「なっ!お前!?」



「残念だったな。お前の家は
調べさせてもらったよ。連れて行け」



後ろにいる他の警察に松田を引き渡し
松田の部下もパトカーに
連れて行かれた。



「光輝。悪かったな遅くなって…。
香奈が知らせてくれたから
すぐそこまで来てたんだが…
なかなか見つからなくて」



「いえ。ありがとうございました。
雪、立てるか?これ着ろ」



「う、うん。…ありがとう」



雪の足はがくがくで……
きっとものすごく怖かったんだな…。



「雪ちゃん。松田がとった
君の写真が見つかった」



「えっ…」