やべぇ!!
スピードをあげてその場所についた。
「離してっ!!」
急いでバイクを止めてヘルメットをとり、
雪の元へ走った。
「雪!」
「…光輝!」
急いで雪を車から遠ざけたけど、
その反動で2人とも道路に倒れこんだ。
「ってぇ…」
「なんだお前!?」
声のした方を見上げると
小太りのおっさんが俺を見下ろしてる。
これが…松田か?
こんな奴に…雪は。
「おい兄さん。
関係ない奴はどっか行ってくれんか?」
「雪に手を出すな…」
「なんだと…?」
俺は松田をにらみながら
こっそり克樹さんにメールした。
克樹さん…急いで。
俺が携帯をいじってる時
松田の後ろから昨日追っかけてきた
男達が口をはさんできた。



