俺は戻ってバイクに乗り家に走った。
マンションに近づいてきた時
マンションの前に引越しトラックが
とまってた。
見覚えのある家具…。
瞳のだ…。
なんでだ?
疑問に思いながらもバイクを止めて
マンションの中をのぞいた。
「あっ…」
そこにはダンボールを持って
歩いてくる瞳の姿。
マンションの玄関を出た時、
俺に気づいたのか立ち止まる瞳。
「…こうちゃん」
「…っ」
やべぇ。
声が出ない。
瞳はダンボールをトラックに積み
俺に近づいた。
「…こんばんわ」
「こんばんわ…」
「あの…ごめんね?…イブのこと」



