Seven...KOKI



1時間もかかるとこまで行って往復。



関係のない車に追われて逃げる。



雪を守るために家に帰らず
ここで暮らすはめに。



雪が元気になると思って
服も買ってやった。



なのに…あの態度。



自分は香奈さんにブランド品を
買ってもらって。



俺にこんなに迷惑かけて何なんだよ…。



「いい加減にしろよ!!」



俺は机にタオルを叩きつけて
自分の寝室に戻り、
布団に入ってイライラしたまま
眠りについた。










「光輝!起きろ!」



ん…。



誰だ?



部屋に入ってくる日差しに目を細めながら
目の前にいる人を確認する。



「…香奈さん?」



「ほら!仕事!遅れるよ?
今日は7時30からでしょ」



「…今、何時ですか?」