Seven...KOKI



その横にはブーツにヒール
かばんまである。



「松田の事件が解決したら
光輝の家に家具も送ってあげるって」



「家具も!?」



「そう。なんか…瞳さん?
その人と別れたなら家具とか無いよね。
ってぶつぶつ言ってて。
今度一緒に買いに行こうね~って言ってた」



はっ…。



金持ちもここまでくると重症だな。



まぁ、俺は助かるけど…。



「あたしが高校行く時に出るお金も
出してあげるって言ってたよ」



「は?なんだそれ」



「分かんない。
なんか妹が出来たみたいで楽しいとか
言ってたけど…」



妹って…。



ん?待てよ?



「でも雪。
俺まだお前を完全にひきとる
つもりは…無いんだけど?」



服をたたんで整理してた
雪は驚いて俺を見た。



「俺…この通り貧乏なんだよ。
だから自分が生きていくのも
精一杯だから雪を食わしてくことも
できるかどうかだし…」



「じゃあ…今はなんで?」