Seven...KOKI



「うん。あっ、ヨネさんが
目が覚めたらダイニングおいでって
行ってたんだ。行っておいでよ」



「あぁ~分かった。じゃあ行ってくる」



「いってらっしゃ~い」



雪の声に見送られて部屋を出た。










「はぁ…疲れがとれた」



雪の言ってたとおりステーキ
めちゃくちゃ美味かったな。



風呂も昔と変わらず、
すっげぇでかくてきれいだし。



マッサージ師がいるから
疲れも吹き飛んだ。



いい気分で部屋に戻ると
雪が香奈さんに買ってもらった
というブランド品を部屋中に広げてた。



「雪。お前何してんの…」



「おかえりぃ」



「あぁ…ってか」



「すごいよね。
事件が解決すれば松田の家に服とか
あるのに…。
そんな気持ち悪いもの捨てなさいって
感じで結局全部」



確かに…。



ソファーの上には服の山。