Seven...KOKI



俺?俺を呼んでんのか…?



「光輝!」



「うわぁ!!」



勢いよく飛び起きた俺の目の前には、
頭をタオルでふきながら
笑ってる雪がいた。



「何?どしたの?」



「え…。あれ?」



「光輝よく寝てたねぇ~。
帰ってきても寝てたから
起こしちゃいけないと思って
寝かしてたんだけど…。
さすがにここまで寝てるとは」



ここまで?



今何時?



そう思って部屋の時計を見ると
10時をさしてる。



「うわぁ…俺どんだけ寝てたんだよ」



「まぁ今日はいろいろと
連れまわしちゃったもんね」



「ごめんなさい」という表情で
俺を見つめる雪。



「あっそうだ。
ご飯すっごいおいしかったんだよぉ!!」



「へぇ~。何食ったんだ?」



ベッドからおりて隣の部屋に
行きながら聞いた。



「えっとねぇ~…。ステーキ!」