Seven...KOKI



「はいはい。分かりました。
それでは後ほど」



そう言ってヨネさんは部屋を出て行った。



「香奈さん。病院って…」



「襲われたんでしょ?
子供でもできてたら大変じゃない」



あっ…。



「ほらっ。雪ちゃん行こう」



「あっ…はい」



雪と香奈さんが部屋を出て行ったと同時に
ヨネさんが入ってきた。



「あらあら。香奈お嬢さま。雪お嬢さま。
行ってらっしゃいませ。
だんな様、お部屋の準備が
整いましたので光輝さんを…」



「あぁ。ありがとう。光輝。
ゆっくり休みなさい」



「あっありがとうございます。
じゃあ失礼します…」



俺はヨネさんのあとをついていった。



あいかわらずでけぇ家だな…。



「さぁさぁ、こちらですよ」



そう言って案内された部屋は真ん中に
大きなテーブル、向かい合ったソファー。



お互いソファーの背には2つの扉があり、
中に入ると寝室。



「こちらが雪お嬢さん。
そしてこちらが光輝さんの寝室です」