Seven...KOKI



「そうだね…」



「雪のこと調べてるなら当然
俺のことも聞き出すだろうし…。
それを園長先生が教えなかったら
園長先生が危ない…だろ?」



「う、うん…松田なら
絶対危ないと思う…」



「園長先生は俺達のことを話そうと
しないだろ。自分の命で雪が
助かるならって思うはずだよ。
それじゃあだめだよな?」



「当たり前だよ!」



「なら、園長先生に連絡しとけ?
俺達はちゃんと逃げきれますから
もし松田が来たら居場所を
教えてもいいですよって。



もし、園長先生が教えた場所に俺達が
いなかったらまた園長先生に
聞きだすだろうけど施設の中を
調べてもその証拠がなかったら
園長先生からは手をひくだろ」



「わ、分かった」



雪は携帯を出して園長先生に
話をしだした。



「……よし。たぶん、大丈夫。それで…」



「俺達はどうするかだよな…」



う~ん…。



待てよ?



「雪。松田って男…かなりの
悪いやつだよな?」



「え?」



「逮捕されてもいいぐらいの悪いこと…。
裏事業に無理やりの性的虐待…」