「下着も?」
ヘルメットをとりながら
真顔で聞いてくる雪。
「あっ…あぁ」
「…分かった」
「よしっじゃあ買ってこい
俺は待ってるから。
あっ、できるだけ安いのだぞ」
そう言いながら金を渡した。
「はいはい」
そう言って素直に店の中に入っていった。
ここは、俺の知ってるかぎりでは
かなり安い店。
まぁ、貧乏人なら誰でも知ってる店だな。
ま…それも悲しいけど。
そんなことを考えてるうちに
買い物を済ませて戻ってきた雪。
「光輝。買ってきた」
「じゃあトイレで着替えてこい」
「え!?今ここで!?」
「そ。ほら、早く」
嫌がる雪を無理やりトイレに押し込んだ。
周りのお客に少し不審がられながら
20分後。



