「いえ…それじゃあ…」
俺は立ち上がって礼をしながら
部屋から出た。
そのまま、雪がいるリビングに向かう。
俺が部屋に入るなり
笑顔で俺の方へ走ってくる雪。
「光輝!!話終わった?」
「終わったよ。雪、ちょっと
行くとこあるから早く帰るぞ」
「え…うん」
俺と雪は施設にあいさつをして
バイクに乗り込む。
バイクに乗り込んだとき、
雪から不思議そうに聞かれた。
「光輝?」
「あ?」
「行くとこってどこ?」
「まぁ、まかせろって」
「はっ!?ちょっと!!」
俺は雪の話を無視してバイクを走らせた。
向かった場所はファッションショップ。
「雪。その着てる服全部着替えるぞ」
「え?」
「いいから着てるもの全部」



