Seven...KOKI



園長はお茶を一口飲み
ゆっくり口を開いた。



「…その男に、襲われたんじゃ」



え…。



まさか。



「クリスマスイブもあってこの園でも
パーティーの準備をしてたんじゃが
そこに電話がかかってきてな。



出ると「助けて」と泣いている
愛莉ちゃんだった。



私は愛莉ちゃんを落ち着かせ、
急いで愛莉ちゃんが教えてくれた
場所へ行った。



そこは1時間もかかる隣街の病院の
駐車場の奥でそこに見慣れない
制服を着た愛莉ちゃんがいた。




もうそれはあの男に襲われた
愛莉ちゃんだった。



男がシャワーをあびてる隙に
逃げてきたらしい。



私は近くの喫茶店に入り店の電話から
施設に電話をして迎えに来るよう
頼んでる時、愛莉ちゃんが
いなくなってね。



急いで外を探すとあの男が歩いていた。



私はまずいと思って隠れてその男が
去っていくのを待った。



その男は数人の部下を従えていた。



きっと愛莉ちゃんを探していたんじゃ。



今携帯にかけるとまずいと思ってな。