部屋に入った瞬間に雪に集中して
集まる子供達。
小さな子供から高校生ぐらいまで
そろってる。
「園長先生は?」
「園長先生ならお庭だよ?」
「分かった。光輝!」
「えっ?」
疑問そうに聞き返した。
行け…ってことか?
「玄関出て右に曲がった奥だから!」
「分かったよ…」
しぶしぶ部屋を出て雪に言われたとおり
玄関を出て右に曲がると花の手入れを
している男の人がいた。
見た感じ60…いや70ぐらい?
それぐらいのおじさんだった。
「あのっ…」
俺はその人に話しかけた。
すると、ゆっくりと俺の方に振り返った。
「ん?あんた…」
「あのっ…雪の」
「雪?…あぁ愛莉ちゃんのことか」



