…っざけんなよ…。
「お前…1回殴らせろっ!」
「光輝っ!?」
雪が俺の腕を掴み止めに入るがすでに
遅く、俺の右手は高嶋の左頬を
思いっきり殴っていた。
その衝撃で倒れこむ高嶋。
「徹さまっ!」
車の運転手がすぐさま高嶋を助ける。
「痛ってぇな…」
運転手に支えられながら立ち上がった
高嶋は殴られた頬を押さえながら俺を
睨む。
「別にいいだろ…こんなことで
カッとしてんじゃねぇよ…」
何だとっ…!?
高嶋の言葉にもう1度殴りかかろうと
する俺。
そんな俺に必死にしがみつき雪は止めた。
「1つ言っとくけど…俺が手ぇ出したのは
雪じゃなくて愛莉だ」
「…は?」
「俺が手ぇ出したのは山村雪じゃない。
宮愛莉だ…それでいいだろ?」
「何ふざけたこと言ってんだよっ」
「ふざけてねぇ。
本当にそう思ってるんだよ」



