Seven...KOKI



車に乗る寸前だった高嶋は雪の声に
気付きこっちを向いた。



「お前ら…」



高嶋は車に乗るのを止め、
こっちに向かってきた。



「今さら負け犬に何の用だよ」



「…ありがとう」



だるそうにパーカーのポッケに手を
つっこむ高嶋に雪は小さくそう言った。



「あたしのこと好きになってくれて
ありがとう」



雪の言葉に驚く高嶋。



「俺も…サンキュー、高嶋」



「は?何が」



「う~ん、いろいろ…と?」



聞き返された俺は首をひねりそう答えた。



「まぁ…少しはいい思いしたし…
満足したよ」



意味深な笑みを俺に向けてくる高嶋。



「いい思い?…って」



まさか…。



「お前…雪に手ぇ出してねぇだろうな?」



俺が聞くとにやっと笑った高嶋。