Seven...KOKI



安心した表情の香奈さん。



「そろそろ撮影終わるから、
雪ちゃん起こさないと」



「あ、はい。雪?」



俺にもたれてる雪の体をゆする。



「んっ…あれ?あたし…」



まだ完全に目が覚めてない雪の顔を
覗き込み、



「雪ちゃん顔ひどいわね…目真っ赤よ?」



と言いながら雪を立たせる。



「おいで。ちゃんと直しておかないと」



鏡の前に座らせて道具を出して
雪の顔を整える。



「…まぁこれでなんとかなるでしょ。
じゃあ早く帰る支度して…
そんな顔じゃ撮影なんて出来ないしね」



「…はい、ありがとうざいました」



香奈さんにお辞儀をしてかばんを
手に取った雪は扉の前で足をとめ
俺を見つめた。



…そんな顔…。



「じゃあ…またな」



「好きだよ光輝。覚えてて」



「俺も…」



俺に小さく笑うと楽屋から出て行った。