香奈さんの声で目が覚めた。
いつのまにか更衣室で2人とも眠ってた。
2人とも抱きあったまま泣きつかれて
寝てしまった。
…もう終わりか。
「おはよう、光輝」
「あっ…はよございます…」
「雪ちゃんは…起きないみたいね」
「泣きつかれたんですよ」
「…今日2人きりになったこと…
まずかったかな?」
ばつが悪そうに俺を見る香奈さん。
「え?」
「1回会ってしまったら
未練が残るじゃない?
…もしかしたら今日が最後かも…とか。
今日を逃したらもうチャンスがないかも
しれない…とか」
「…何度も思いましたよ。
でも…またいつか会えます。
実際会えないわけではないんで…」
「でも…あんな関係…」
「大丈夫です。
今日はありがとうございましたた」
不安そうな香奈さんに座ったまま
お辞儀をする。
「…そう?なら良かった」



