「雪ちゃん…覚えてないのかな?」
「まさかっ!」
「ガードがいたから言えなかった
かもしれないわね。
もし気付いてたらピアスつけてきて
くれるかもしれないし…頑張って光輝!」
「はい」
やっと来たチャンスなんだ。
これを逃したらいけない。
…そう思ってたのに。
ニット帽の効果まるで無し。
雪はピアスをつけてこないし…
気付いたそぶりも無い。
「ニット帽がダメなら雪ちゃんの
ピアスを強調!」
って香奈さんに言われて話の流れに
ピアスの話とかしてみたけど…。
全然気がつかない。
「やっぱダメですよ…」
もう無理だ。
あきらめかけてる俺を見た香奈さんは、
「あんたが諦めてどうすんのよっ!」



