Seven...KOKI



「あ…光輝来たわよ」



俺の後ろに向かって指をさす香奈さんに
俺は後ろを振り向いた。



いつものように2人のガードに囲まれた
雪の姿。



「おはよう雪ちゃん」



俺を通り過ぎて雪にあいさつを
しに行く香奈さん。



「おはようございます」



笑顔であいさつをした雪は
俺に気付き顔を曇らせる。



「おはようございます宮さん」


…ニット帽…ニット帽。



「…おはようございます山村さん」



…気付け…気付け…。


「…あの…何か?」



雪を見つめ、何も言わない俺に
そう言う雪。



「山村、何のつもりだ?」



「何か企んでるんじゃないだろうな?」



雪の前に立ち俺を見下ろすガード。



「え…いや、別に」



…気づかなかった…?



そのまま準備のため楽屋へ向かう
雪の背中を見つめた。