Seven...KOKI



「何だこれ?…あっ!」










「おはようございます香奈さん」



「おはよう…あれ?
どうしたのそのニット帽」



俺の被っているニット帽を
指差す香奈さん。



「光輝がニット帽被ってるとこ
初めて見たな。何かあったの?」



「これ…雪からもらったんです」



ニット帽を触りながら言った。



「雪ちゃんに?」



「はい…一昨年のクリスマスに。
去年はおそろいのネックレスにしたから
ガードに気付かれちゃうし、
これだったら雪に気づいてもらえると
思って」



「そっか」



「俺は十字架のピアスあげたんです。
だから…もし雪がピアスをつけてきて
くれたらって」



「いいんじゃない?
2人にしか分からないしね。
よしっ…それいっつも被ってなさい。
肌身離さず持ってるのよ」



俺の肩に手を置いてきた香奈さんに、



「分かってます」



と答えた。