Seven...KOKI



「わんわんわん!!」



リビングから聞こえていた雪の声は
今は無く、モカの声だけが響く。



「…モカ」



「わんわんわんわん!!」



「今思えば…香奈さんの結婚式で宮モカが
雪に妙になついてったっけ?」



…本当に。



雪は…あの宮聡の娘なんだ。



「くぅ~ん…」



「おなか減っただろ?
今用意するから待ってろ」



俺はジャケットをソファーに置いた。



≪もう光輝!
ちゃんとハンガーにかけてよね!≫



「わりぃ!雪…」



…まただ。



また聞こえる雪の声。



「分かったよ。ハンガーだろ…」



俺は寝室にあるクローゼットから
ハンガーをとりに行った。



「ハンガー…ハンガー…」



あれ?…この袋…。