Seven...KOKI



「このままじゃ本当に雪ちゃん
宮さんに取られちゃうわよ!?
高嶋って子に取られちゃうわよ!?」



「…俺だってきついんすよ…」



「は?」



俺の胸倉を掴んでいた香奈さんは
眉間にしわをよせた。



彼女だった雪。



彼氏だった俺。



その関係は今ではただの仕事仲間。



カメラマンとモデルという関係だけ。



「仕事だけど…雪はポーズをとって
笑顔を向けてるんです。
なのに…俺はそれを受け止められない」



笑顔を向ける雪に笑顔を返せない。



雪の笑顔を無駄にしてるんだ。



こんなのカメラマン失格。



大好きなカメラで…大好きな雪を撮る。



そんな幸せが今は出来ない。



つらくて…苦しくて…耐えられないんだ。










「ただいま…」



≪お帰り光輝!!≫