「え?え?」
「まさか何も考えてないの?
あれから2ヶ月も経ってんのよ!?」
すごい剣幕の香奈さんに圧倒されながら、
「ちょっ!ちょっ!待ってください!」
と言いながら香奈さんを落ち着かせた。
「香奈さん前言ってたじゃないですか!
雪はちゃんと分かってるって…」
「あんたバカ?バカでしょ!?
2ヶ月も何もせずに演技してれば
傷つくに決まってるでしょ!?
ちょっとは雪ちゃんの気持ち
考えなさいよ!!」
そう言って俺の頭を力いっぱい殴った。
あの日から2ヶ月。
月日は流れ10月になった。
俺は宮さんに言われたとおり雪には
触れず、今までどおり接することも
しない。
スタジオには常に宮さんのガードがいて
見張ってる。
雪じゃなくて…俺を。
何かしないように見張ってる。
俺だって最初は雪に近づこうと努力した。
けど…どこに行ってもガードがいるんだ。
どうすることも出来ない。
そんな俺を見てか…香奈さんはご立腹。



