「変じゃないよっ。
ってかむしろ監督にほめられたんでしょ?
あのドラマで仕事ばんばん増えてるって
聞いたよ~」
「そうなんですよね…でもあたしは
モデルの仕事が一番好きだから。
ほとんど断ってます。
しゃべらなくていいから楽なんですよね」
多忙の雪は最近Sevenの仕事が
出来なくなっていた。
たまにSevenの仕事でスタジオにくれば
スタッフとこんな会話。
天狗になって言ってるのかと思えば
本当にうんざりしてる雪。
…まぁ、こういう欲が無いのは
芸能人にとって致命傷だけど…。
それが雪の人気に繋がってるのは事実。
「あっ、光輝!」
雪の楽屋に入った俺を見つけた雪は
勢いよく俺に抱きついてきた。
「うわっ!何だよ」
「今日のカメラマン光輝なんでしょ?
久しぶりのSevenの撮影が光輝で
嬉しいんだもん」
俺の方を見上げて笑う雪。
「…もっとお前が天狗になれば…
俺たちけんかする時期なんだろうな…」
「え?」
「別に?早く支度しろ。
もうスタジオの準備終わるぞ」
「うっそ、やばっ!!
落合さん早く服服!!」



