演技なんてしたこと無いド素人の
雪がいきなり主役なんか勤まるのか。
けど…そんな心配はいらなかった。
有名な役者…とまではいかないが、
そこら辺の役者よりははるかに
演技がうまい雪。
これにはさすがに渡部さんも滝さんも
驚いていた。
俺は…驚くひまもなく。
ドラマが始まり宣伝の為にバラエティに
出るようになった雪。
モデルだけでも遠い存在だった雪が
ますます遠くなっていく。
俺だけが置いてかれてるみたいで…
雪だけがどんどん進んでる。
雪が有名になればなるほど…。
雪の隠れた才能が発揮されれば
されるほど…。
俺の不安はつのるばかりだった。
「やっとSevenの仕事が出来る~!!」
思いっきり体をのばす雪。
「お疲れ様。ドラマ忙しいもんね?」
「すっごい評判いいしね?
あたし毎週見てるよーっ」
「ありがとうございます…でも…
あたし変じゃないですか?」



