「丈…丈…なんで死んじゃったの…
なんで…なんで!!」
俺にしがみついて泣き叫ぶ雪。
「雪!!もういいから!!」
「丈…丈ー!!!!!!」
俺が雪の名前を何度呼んでも
雪が止めることはなかった。
丈…俺だんだん不安になってきたよ。
俺に必死にしがみつくけど…
俺に体を預けてるけど…。
それは本当に俺なの?
雪が今求めてるのは俺じゃなく…丈。
今…雪の頭の中を埋め尽くすのは丈…
そんなばかなことばかりが頭をよぎる。
やっぱり…初恋には敵わないってこと?
だって…雪をこんな風にしてしまう丈。
俺は一生敵わない気がする…。
どんなに俺が雪を大切に思っても…
雪の中で丈の存在は大きすぎる。
こんな雪を見てると思ってしまう。
…丈…。
俺にお前を超えることは出来ない…。
≪大丈夫だよ…光輝。
愛莉は…雪はお前のこと俺以上に
ちゃんと愛してるよ。



