Seven...KOKI



俺を見ずにうつむいたままの雪。



俺は黙ったままそこに立ち止まる。



それを確認した雪はお墓に近づいて
しゃがみこんだ。



そして本を見つめながら、



「これはね…丈の日記なの」



日記?



「施設に来た日から毎日…
ほんのひと言の時とかもあるけど
ちゃんと毎日書いてあるの」



「…そうなんだ」



「…うん」



雪は本から視線をはずしお墓を見つめた。



「丈…?聞こえる?
久しぶり…2年ぶりだね。
淋しかったでしょ?
良かったね…こんな立派なお墓
作ってもらえて…」



雪…。



「ね?…言ったでしょう?
丈の両親はは丈のこと本当に
愛してるって…。
子供を愛さない親なんかいないよ?」



「…」



「愛されてるんだよ?
そっちに行ってようやく分かった?



ねぇ…丈。あたし今幸せなんだ。
あたしの活躍ぶり見てる?
あたしがモデルとか笑っちゃうよね。
でも、今楽しいよ?