Seven...KOKI



そう言って俺の方を見た。



「え…」



「あなた愛莉ちゃんの彼氏さんでしょ?」



「はい…でもなんで…」



「どことなく丈に似てるし…
丈と同じものを感じる。
それに、愛莉ちゃんの元カレのお墓参りで
誰よりも長く、真剣に手を合わせてた。
きっと、いい人よ」



「おばさん…」



「きっと丈も認めてると思うし。
でも、丈のことは忘れてほしくないから
これを…」



雪はゆっくりその本を受け取った。



「ありがとう、愛莉ちゃん」



「…はい」



雪はその本を抱きしめた。



丈のお母さんとお父さんはそれを見ると
俺に礼をして歩いていった。



その場にしゃがみこんで泣き出す雪。



…泣き虫。



「…雪、俺喫茶店にいるから」



そう言って歩こうとしたら俺の手を
掴んだ雪。



「…雪?」



「…ここにいて」