案内する方へみんなと歩いて行く。
隣にいる雪は悲しそうな顔してて、
俺は思わず手を握った。
「…光輝?」
不思議そうに俺を見るけどそのまま
手を握り返してお墓まで歩いた。
「ここは丈を預ける前に私達が住んでた
街なんです。だからここにお墓を…」
そう説明されながら案内されたのは
墓地の一番奥。
立派なお墓があった。
≪福井家≫
そう書いてあるお墓。
そこにはお母さん達が置いたんだろう。
立派な花と丈が好きだったらしい食べ物。
「…みんな。手を合わせよう」
園長先生のひと言でみんな手を合わせた。
ちっちゃい子達も中学生や高校生に
教わりながら手を合わせてる。
隣にいる雪も。
俺も手を合わせた。
…丈。聞こえてるか?
一応…初めましてだな。



