まさか…。
「おい!!どこだ!!いるのか!!」
薄暗く…公園なのに電灯もなく、
その公園は道路の電灯で
やっと見えるぐらいだった。
「いるなら返事しろ!!」
どれだけ叫んでも声も物音もない。
ここも外れか…。
他の場所…。
「…くしゅん」
ん?
今の…。
くしゃみの聞こえた方向に歩いた。
公園の真ん中にあるどかんの中を
のぞくと昨日出逢った時
みたいにうずくまってる女の子がいた。
「いた…」
俺がつぶやくとびくっとして
俺を見上げた。
「あっ…」
「なんですぐに返事しなかった?」
「…」
「はぁ…寒かったか?」



