やばい…あつい…。
「昴もこうやってあの女に
誘惑されたんだよ?
…あたし…許せないの…」
「や…めろ…」
「ねぇ…こうちゃん?
今ここでこうちゃんがあたしを抱いたら…
隣ですやすや眠ってる雪ちゃんは…
どう思うかな?」
ふ…ざけんな…。
「ドアは開いたままだから…
声とか聞こえちゃうもんね?
…途中で目が覚めちゃうかもよ?」
「…れろ」
「目が覚めてすぐにそんな光景見たら
ショックかなぁ…?
家飛び出しちゃうかなぁ?」
「離れろ!!!」
俺は瞳の腕をつかんで体から引き離した。
そして瞳から少しづつ遠ざかる。
「…なんで…こんなこと…」
「…復讐だよ?」
…復讐?
「あたしは媚薬のせいで大切な人を
奪われた。だから今度はあたしが
媚薬であの子の大切な人を
奪ってやるの…」
「な…んで…雪なんだよ。
雪に…恨みでもあんのか?」
「あるよ」



