Seven...KOKI



俺は寝室を出ながらそう言った。



「この子と恋バナしようと思って」



「ふざけるな。
雪のこと脅しにきたんだろ」



「…なんでそれ。滝さんから聞いたの?」



「全部聞いたよ。
留学先でのことも。山中って人のことも」



そう言うと瞳は目を
まんまるにして黙った。



滝さんの言ってたことは本当だったんだ。



俺は冷蔵庫からお茶の入った
ペットボトルを出してコップに注いだ。



「…何も聞かないの?」



俺がお茶を飲んだと同時に聞いてきた瞳。



「…何を?」



「なんでこうちゃんのとこに来たのか」



「あぁ…なんで?」



俺はそう言ってお茶を全部飲みほした。



コップを流しに置いて黙ったままの瞳に
もう一度聞いた。



「なんで?」



それでも瞳は黙ったまま、
俺をただ見つめるだけ。



「…言う気がないなら話きりだすな。
帰れよ」