「…それで…俺のとこに?でもなんで…」
「それは私に聞かないで。
瞳ちゃんに聞きなさい?家に帰って」
「家…俺ん家っすか?」
「瞳ちゃんは今光輝くんの家にいるわ。
雪ちゃんに光輝くんと別れるよう
脅しにね」
「…え?」
「どうしても光輝くんが必要だって。
どうしても光輝くんじゃないと
だめだって言ってたから…。
何をするか分からないわよ?」
「ちょっ…なんでそれを
早く言ってくれないんすか!!」
俺は急いでスタジオを出ようとしたけど、
「待って!」
滝さんに止められた。
「なんすか!
雪が危ないかもしれないのに…」
「もし…もし光輝くんが山中の立場で、
瞳ちゃんに誘惑されても…
必ず雪ちゃんを裏切らないって誓える?」
「は…なんすかそれ?」
「いいから答えて!」
そんなの…そんなの迷うことでもない。
「俺には雪じゃないとだめなんすよ?
裏切るわけないっすよ。じゃあ」
そう言ってスタジオを出た。



