俺と雪が赤ちゃんを見つめながら
幸せな気持ちにひたってると
くすくすと笑い声が聞こえてきた。
2人して顔をあげると香奈さんとアニキが
俺たちを見て笑ってた。
「…なんすか?」
「いや?なんか…ねぇ?」
「あぁ。なんか…なぁ?」
なんだこの2人。
「あの…あたしなんかついてますか?」
雪がそう言うとまた2人は笑い出した。
「そうじゃないの。なんか…雪ちゃんが
赤ちゃんを抱いてて…」
「光輝がその側に立って笑ってると
新婚さんみたいで…なぁ、香奈?」
「新婚!?」
「あれ?光輝…顔が赤いよぉ~?」
香奈さんとアニキが俺をからかうせいで、
恥ずかしくなって手で頬を押さえる。
そして横にいる雪を見た。
雪はうつむいてる。
でも…肩が震えている?
「おい…雪。お前笑ってんだろ?」
「わらっ…笑って…な…」



