「香奈さん」
俺と雪が病室に入ると笑いながら話してる
香奈さんとアニキがいた。
「あら、来てくれたの?」
「当たり前じゃないですか。
あっ、こんにちはお兄さん」
「こんにちわ。ここ座って」
そう言って赤ちゃんが寝てるベッドの
すぐそばにいすを用意してくれた。
俺と雪はそこに座りベッドの中をのぞく。
「…可愛い」
「抱いてみる?」
香奈さんが雪にそう言った。
「いいんですか?」
「うん。どうぞ」
香奈さんは体を起こし、
赤ちゃんを抱いてゆっくり雪に預けた。
雪は少し緊張しながら
赤ちゃんを優しく抱いた。
「うわぁ…ちっちゃい…
見て?光輝、壊れそう」
「ほんとだな」
俺は赤ちゃんの手に触れた。
そしたら不思議な顔をされたけど
ゆっくり人差し指をちっちゃな手で
握ってくれたんだ。



