Seven...KOKI



「クリスマスだから1人じゃ寂しいとか
思ってたんじゃないの?」



「…」



「やらしいこととか
考えてたんじゃないの!!!」



ぱちんっ



あっ…。



女の子の言葉にかっとなって俺は
思わず手をあげてしまった。



目の前の女の子の頬は赤くなってる。



俺を見つめる瞳は泣きそうで…。



「…分かった。
出てけばいいんでしょ!!!」



女の子は飛び出していった。



玄関の勢いよく閉める
音だけが部屋に響く。



俺は右手を見つめた。



赤い…。




「はっ…俺の知ったことか。
ずっと居られても困るだけだ…」



知らねぇよ…。










あれから…2時間…。