「クリスマスだから1人じゃ寂しいとか
思ってたんじゃないの?」
「…」
「やらしいこととか
考えてたんじゃないの!!!」
ぱちんっ
あっ…。
女の子の言葉にかっとなって俺は
思わず手をあげてしまった。
目の前の女の子の頬は赤くなってる。
俺を見つめる瞳は泣きそうで…。
「…分かった。
出てけばいいんでしょ!!!」
女の子は飛び出していった。
玄関の勢いよく閉める
音だけが部屋に響く。
俺は右手を見つめた。
赤い…。
「はっ…俺の知ったことか。
ずっと居られても困るだけだ…」
知らねぇよ…。
あれから…2時間…。



