Seven...KOKI



スタッフのその声に残念がる雪。



反対にほっとして仕事に戻る滝さん。



「はぁ~…よかった」



なんてため息もついてる。



「素顔ぐらい見せてやれば
いいじゃないっすか。
別に減るもんじゃないし…」



「そうゆう問題じゃないでしょ?」



「ってか…なんでいきなりニューハーフに
なったんですか?」



そう聞くと滝さんは眉間にしわをよせて
俺を見つめてきた。



そしてゆっくり口を開いて、



「…光輝くん?人には言いたくない
過去ってものがあるのよ?」



って、怖いぐらいの笑顔で返してきた。



「はぁ…」



「それより、昨日の雪ちゃんの案。
すっごい評判いいらしいわよ?」



「案?」



「衣装を選んだのはあたしだけど
背景とか演出とか。
やっぱり雪ちゃん才能があるのね」



撮影をしている雪を見つめながら
何度もうなずいてる滝さん。



「才能…やっぱりあるんすかね…」