Seven...KOKI



「香奈、ちょっといいか?」



「はい?」



渡部さんは香奈さんにボトルを手渡した。



「今回の商品で…モデルは雪ちゃん。
ティーン向けに売り出し、プリンセスを
イメージ。中高生にもセレブ感を
味わってもらいたいらしい」



渡部さんの説明を真剣に聞く香奈さん。



渡部さんは何をするつもりなんだ?



まったく意味がわからない俺をよそに
香奈さんはボトルを真剣に眺める。



「すっごいいい香り…バラの香りね」



え?



ボトルのノズルに鼻を近づける香奈さんを
見て、俺も香奈さんを真似る。



「本当だ…すごいバラの香り…」



まだ未使用の新品のはずなのに
鼻を近づけると香りがした。



「中身は…」



おもむろに中身を出す香奈さん。



出てきた瞬間バラの香りが周りに
広がった。



「中身は普通か…。
確かにこんな香りで髪洗ってたら
セレブになった気分よね…香水みたい」



出した中身を近くのタオルで拭きとると
渡部さんを見て、