「…どう、思うって…?」
「どういう風に撮影したらいいと思う?」
どういう風に?
「確かにスタイリストやヘアメイクなど
プロはちゃんといる。
俺たちは変身したモデルを撮影する。
けど、俺たちにだって撮りたい
イメージを持っていないといけないだろ?
お前だったらどんな衣装で…
どんなヘアでどんなメイクでする?」
どんな…。
俺は2つのボトルを手に取った。
ボトルの形はありきたりな形。
デザインはボトルの真ん中に
ゴージャスなティアラが書かれている。
プリンセス…セレブ…。
「ドレス…って…言いたいんですけど…
それだとなんかイメージに合わないって
言うか…」
「…それで?」
「バックは思いっきりゴージャスに
していいと思います。
ラインストーン散りばめて
ダイヤモンドみたいに見せるとか…」
「…なるほどな」
俺が話し終えると俺の手からボトルを
取り、それを見つめる。
「あの…」
「ついでだ。ちょっとこっち来い」
そう言って渡部さんはボトルを持ったまま
俺を連れて香奈さんのとこへ向かった。



