取り出した鍵には赤いいるかの
キーホルダーがゆれていた。
これ瞳が使ってた鍵…。
あいつここに入れたのか。
…ってことはまさか。
俺は急いでエレベーターに乗った。
エレベーターが5階をさして
通路へのドアが開いた。
急いで部屋の前に行き、
部屋の鍵を開けた。
あっ…閉めちまった。
もう1回鍵を回して玄関のドアを開けた。
「明かり…ついてるじゃねぇか」
急いでリビングに入るとテレビを
見てくつろいでるあの女の子がいた。
「あっ…おかえり」
「おかえりじゃねぇよ!
なんでまだ居るんだよ!」
「え…」
「え?じゃねぇよ」
「だって…出て行けなんて」
「いつまでもここに住まわれちゃ
こっちだって困るんだよ」
「だって…」



