「やっぱ男に振られたんじゃないの?
あんなおとなしかった瞳ちゃんが
あそこまでなるなんて…
それしか考えられないけど」
「やっぱそうですかね…」
香奈さんにそういわれると
そんな気がしてきた。
「ってか香奈さん今日どうしたんすか?
アニキがいないなんて珍しいっすね」
「光太なら今車停めてると思う…」
香奈さんがそう言った瞬間
スタジオに響いた声、
「香奈!!!!」
スタジオの扉を勢いよく開けるアニキ。
あまりの勢いでスタジオにいた人
みんながアニキに注目した。
けど、アニキはそんなの気にせず…。
「お前車にひざかけ忘れてたぞ!!!
ちゃんと持ってでないとだめだろ!!!」
「あぁ~…ごめんごめん」
「ごめんごめんじゃない!!
体冷やして体調くずしたらどうすんだ!!
あぁ~体も冷えてるし!!」
そういいながら香奈さんのひざに
ひざかけをかけ、さらに
自分の着てた上着を香奈さんに着せた。
「光太!あんまり大声出さないでよっ!」
「お前のこと心配して言ってんだ!!
細い体で妊娠してんだから
体にますます負担かかるだろ!?」



