「光輝?」
え…。
声のするほうを見ると
ドアから顔だけ出してる雪がいた。
「あの…どうかした?
なんで座り込んでるの?」
「なんで…学校は…」
「あぁ~…なんか渡部さんに
呼ばれちゃったんだよね?
急な仕事入ったからって」
「あっ……」
「光輝?」
「…雪…来て」
「え?」
「いいから来い」
とまどいながらも俺のところに
来てくれた。
しゃがんで俺と同じ目線になった雪を
俺は抱きしめた。
「えっ…光輝っ…」
「…いいから…このまま」
やわらかい雪の髪を撫でながら
強く抱きしめた。
俺にこたえてくれたのか
雪も俺の背中に手を回して
優しく抱きしめてくれた。
「おう、雪ちゃん。
悪いな急に呼び出して」
「いえ」



