「変わってないねここ。
まぁ…1年じゃ変わるわけないか?」
くすくす笑いながら楽屋の鏡を撫でてる。
「そういえば香奈さんは?
Sevenのトップモデル。今日はお休み?
先月号のSevenにも今月号のSevenにも
載ってなかったけど…?」
「いや…産休」
「あら!!産休!?」
楽しそうに話してる瞳は
昔のまんまだった。
「…なぁ、瞳…」
「ん?」
「……お前…なんで日本に
戻ってきたんだ?」
「…」
「…瞳?」
「…それは…」
うつむいたまま黙り込んでしまった。
「…ひと」
瞳に近づこうとした時、
瞳は座ってたいすから立ち上がって
俺の方にすたすた歩いてきた。
そして俺の手を握り、
「こうちゃんとよりを戻そうと思って」
「…何言ってんだ?」



