「1回見てみたかったのよね。
雪ちゃんがメイクしてるとこ。
あの子マスカラしかしないでしょ?」
「えっ?そうなんすか?」
「って…あんた気づいてなかったの?
まぁ、肌綺麗だからメイクしなくても
いいんだろうけど」
…確かに…雪の肌はすごくきれいだ。
あいつどこまで完璧なんだ?
「それじゃあ休憩入りま~す!!」
「あっ、休憩だって。光輝行きなよっ」
俺は香奈さんにおされて
渡部さんのとこに駆け寄った。
「あの、渡部さん」
俺はいすに座ってお茶を飲む
渡部さんに声をかけた。
「ん?あぁ、光輝か。悪いな呼び出して」
「いえ。用って?」
「お前もここで働いてもう…何年だ?」
「3~4年…ですかね?」
「そう。だからそろそろお前も撮影に
参加してもらおうと思ってな」
「まじっすか!?」
「でも、テストはするぞ?
まぁ、簡単なテストだから普通に。
今まで俺が教えたことをどれだけ
分かってるか見るから」



