Seven...KOKI



「安心しろ。のぞかねぇし。
それにそこの部屋には鍵ついてるから
襲いたくても襲えませんから~」



そういいながら俺は机の上の
ビールを片付けた。



その時だった。



ぎゅるるるる…



女の子を見ると頬を赤らめて
おなかをおさえてる。



「腹…減ってんの?」



その子はゆっくりうなずいた。



「分かった。これ食え」



俺は机の上の瞳が作った料理を指差した。



「…でも」



「いいから食え」



「…あんたの手作り?」



「元カノがつくった最後の料理」



俺は少し笑って言った。



「元カノ?」



「クリスマスイブの夜にふられたの。
ってか…今さっき?」



「えっ…」



「食っちまったらなんか泣きそうだし…
お前食ってくれよ。俺はこれがあるし」